富士エコサイクリング2013最終回まとめ。リカンベントで坂を登るということはどういうことなのか理解した気になる。

 富士エコからはや2週間。闘神さんのタレコミでコバヤシさんという方だと判明。しかしどのような恩義を受けたかはほぼ失念しました。人間なんてそんなもん。
 とにかくこの富士エコ。116kmらしいけど前半と後半に分けたら、前半の50kmは平坦かダウンヒルなんで、まあ雨が降ろうがそこそこ楽しいサイクリングです。当然、後半50kmが肝心で、20km登り+20km登り+あとは折に触れての平坦がちょこちょこある。と考えて良いと思います。
 20kmの登り(あるいは富士エコ全体で50㎞の登り)とは?
 あの美ヶ原が21.6km登り1260mであります。”あの”TAIWAN KOMが100kmであります。つまり富士エコの倍。TAIWAN KOMの獲得標高が3275m。富士エコの獲得高低差は上2000m下2000mだから、”あの”TAIWAN KOM、それほどムチャクチャなコースではないのでは?と考えることが可能になりました。これはすごい。
 ちなみに箱根は30kmで獲得標高1000m弱。さらにSR600(制限時間50時間で600kmを走り、獲得高低差10000mをクリア条件とする自己申告ブルベ)も獲得高低差に関しては富士エコを2周して、あとは箱根あたりを登って…距離はどっか平坦で稼げば…と、TAIWAN KOMやSR600という、夢のまた夢のようなコースについていろいろ考えることが可能になります。富士エコを走った経験の持つ意味は大きいです。こりゃ参加者が多いわけです。


* * *
 さてあやふやな記憶を頼りに思い出すと第3ステーションでいやしいイケメン。と思っていたK氏が出発前に…
「これも持って行ったほうがいいよ」
 どこでくすねたか知れない塩飴なんかくれやがりますが私は基本的に痩せたいので有難迷惑。が、後になってこの塩飴が貴重な補給食となります。
 第3ステーションを出発して白糸の滝、さくらの園ステーションを越えるまでは心地よい、人の目がなければぶっ飛ばせるダウンヒルですが、ここでイケメンK氏からアドバイスが!
「さくらの園エイドステーション、行きます?」
「なんで?」
「あそこはけっこう長い坂の上にあって(特にリカンベントだと)面倒くさいんだよー」
 マジすか。じゃあ私もパス。
 そうこうしているとなんとなく坂がはじまり、はじまり~。
「登りは先行ってください。俺、美ヶ原で時速5km以下だったんです。今回は5km/h以上行けば御の字です。できれば10km/h行きたいのだが…」
「そうですか。自分は最悪でも時速13kmぐらいですね。時速10km切るとヤバイですよ!じゃ、頑張って!」
 これも貴重なアドバイスでした。
 SDVは颯爽と走り去る。無論ロードを何台もぶち抜いてます。私は事前に白糸の滝からこどもの国までは、女房とクルマにRaptobike積み込んで試走してまして、その結果感じたことは
”どうやらフロントシングル65TのFFリカンベントだと、36Tでもまずい”
 美ヶ原ヒルクライムで苦戦した36Tでは富士エコも苦戦するだろう。これは激坂の有無や斜度の程度ではなく距離20㎞を越える坂にはもっと軽いギアが必要だったのだ!そこで今回はSRAM XX1並の性能を持つ、10速DEOREの隠し玉41Tスプロケットを準備してきたのだ!
 うりゃ、こいやあ!!
 カメラの電池も切れたし登りに集中する。
 クルクルクルクル!!
 恐怖なのは今までやったことがない高ケイデンスを続けていると、俺の電池も切れるんじゃないかということ。
 しかし同時に「常時普段より一段軽く感じるギア」にしておけば疲れは貯まらないだろう。という自信もあった。
 クルクルクルクル!!
 おおおおおおお!!登れる!隣のロードバイクよりも高いケイデンスが維持できる!!
 数キロも登ってると呼吸のリズムと脚の回転が段々安心感を伴ってきた。GPSの時速は10~9km/hを維持。少なくとも美ヶ原のときの5km/hがやっと。の状態とは違う。やはり41Tの「マジでそこまでやるか」級の軽さは大きい。
 もちろん斜度がキツイときは41Tでも5km/hで我慢する。それでも負荷は36Tで5km/hのときより、かなり少ないはずだ。
 こどもの国エイドステーションの看板が見えてきたときは嬉しかった。高ケイデンス登坂を20km維持することが出来たわけで、これはリカンベント乗りとしてマトモな走りをするための目安を一つ、クリアしたことになるからだ。
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 こどもの国第5エイドステーションは総菜パン。遠くで誰かが寝転んでますが、誰でもそうしたいところ。また、登りを経験して補給の大切さを知った俺はさっきもらった塩飴をここで舐め舐め。平地とはなんかが違う。ヒルクライムのイベント出てちょいと痩せるとか考えててはいけないと思い始める。
・こどもの国を越えるとダウンヒル。過去のコースをGPSに登録していたせいで須山でコースから一時外れる。
・陸上自衛隊東富士演習場あたりだと結構晴れて単車連中と「ワーイ」とあいさつ。こっちもダウンヒルだからスピード出てて楽しい。モトトライク軍団なんかヘルメットしてないから超笑顔。
・山崎精肉店でコロッケの行列を見て「?」
・スルガ銀行の第6エイドステーションにてシュークリームとバナナを食うけどなぜか写真撮ってない。
 ここで先についていたSDVのK氏と話す。山崎精肉店のコロッケが名物なので余裕のある人が自主的に行列を作って食していること。これから本日2発目の坂がはじまるわけだがその坂は距離はあるけど斜度はこどもの国の坂よりキツくない由。特に後者の情報は有難い。
 Kさん!今回貴方が居なかったらワタシどうなっていたことやら…
・御殿場から須走までの道は交通量が多い。休日に試走しに来たときなんか須走ICまでずっと渋滞で試走を断念したほど。
・オートパラダイス御殿場付近で今回2度目のパンク。スローパンクだったのでおそらく鳴沢で雨の降る中土の地面であわててパンク修理したとき砂や砂利が入り込んだものと思います。
・チューブはオフィシャルさんが持ってきてくれました。コンチのチューブで25cまでしか対応してません。それ以上の太いタイヤ履く人は2,3本自分で準備しろってことですね。1000円也。
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 道の駅すばしり第7エイドステーション。ここではおにぎりとバナナ。どっちも食う。とにかく補給。消費エネルギーが半端ない。とにかくいただいた飴も全部舐めつくす。調子がいいだけにハンガーノックだけが怖い。
 だんだん分かってきたのは、リカンベントは身体がシートに固定されているから上半身で出来ることがない。つまり、脚を回すことに集中する以外にないのであって、これは強制的に高ケイデンスの鍛錬にもなるのではないか?ということ。
 クルクルクルクル!!
 斜度は本日一発目の坂(さくらの国~こどもの国)に比べてそれほどない。と言うのはホント。ですが、ヤワくはないです。結構他のロード(コンパクトクランクじゃない+スプロケも25Tとか23Tとかで、今日に向けてじっくりセッティングをしてない人、たぶん。)がバタバタ脱落していきます。
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 籠坂峠をクリア。こんなに脚を回したのは人生初なのは間違いない。
 山中湖を越えてからのダウンヒル、雨が再び降って結構気を使いました。
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 ゴール。精進粥。粥なんか食えるかよ。と思ってたらなんかカリカリして美味いのが中に入ってた。あれはなんだったんだろう。
 このあと富士急の鈍行で帰るとき地元原住民のおじいちゃんおばあちゃんがraptobikeの輪行袋から飛び出したフレームの一部にゴミ袋を利用しているせいか身近に感じてポンポン叩くハプニングがあるとかそういうのは割愛する。
 * * *
 富士エコまとめの最後にひとつ。帰宅してビックリしたことが。
 点状の皮下出血が裾バンドをしていた部分に帯状にびっしりできていたのだ。
 最初は未知の地静岡山梨の植物に触れたことによるアレルギー反応かと思ったのだが、その後、小平霊園で花粉症になったりして、医者にかかったところ、どうも植物由来のアレルギーではないらしい。前述の通り、圧がかかっている皮膚で長時間頑張りすぎるとできる皮下出血、それにより身体が腫れているときに花粉やら雑菌やら来たのでいろいろ調子悪かった。みたいです。
 そういうわけで、40km以上のリカンベントによるヒルクライムでは、裾バンドの締め付けは緩めが吉のようです。

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